健康コラム

間違った常識「水分を摂ると血液はサラサラになる」のウソ

よくテレビの健康番組で、水分補給をした後に血液を狭いスリットに通し、その前後で赤血球等の「おだんご状態」の改善効果があると放送されていますが、決してだまされてはいけません。 これは極めて短時間の...

間違った常識「水分を摂ると血液はサラサラになる」のウソ

よくテレビの健康番組で、水分補給をした後に血液を狭いスリットに通し、その前後で赤血球等の「おだんご状態」の改善効果があると放送されていますが、決してだまされてはいけません。 これは極めて短時間の一過性効果です。 また最近の研究では空気中に放置された血液は体内と酸素分圧が異なるのでその挙動は体内とは全く異なることが証明されています。 もしも水分を摂って血液がサラサラになるなら、医師は、検査の結果、血液がドロドロであれば薬を出さずに「水を飲みなさい。」と言えばすむわけですし、水を飲んで血液がサラサラになるのであれば、私の弟のような循環器の専門医も薬も必要ありません。 血液がドロドロであるというと医師がすぐに処方する薬に「ワーファリン」があります。ところが副作用報告事例では、「ワーファリン」は他の薬との飲み合わせで重篤な副作用を生じることが大変多く、「ワーファリン」を服用している方で、何かと言うとすぐに医師に診てもらう傾向のある方は薬物の相互作用に大変注意が必要です。 昔の日本人は「やかんから水やお茶を大量に飲んでいた!」(現在でも「水のみ健康法」が存在する)ではないかという方がいらっしゃいますが、昔の日本人は肉体労働が主体で汗で水分を捨てることが日常的でしたから問題はありませんでした。 現在では汗をかかない事務職がほとんどであるうえ、どこでもエアコンが入っていて汗をかくことが全くと言ってもよいほどなくなってしまいました。 したがってペットボトルを常備してお茶やコーヒーなど何かを常に飲んでいる方は病気になる可能性が極めて濃厚です。 水分を摂れば血液がサラサラになるのであれば、どうしてこのようなワーファリンなどの危険な薬をひんぱんに処方するのでしょうか? 飛行機の「エコノミークラス症候群」も水分をたくさん摂れば回避できるとでもいうのでしょうか? 医師も水分摂取だけでは血液がサラサラにならないことを認めている証拠です。

間違った常識「塩分を摂ると高血圧になる」のウソ

いわゆる白人系欧米人が住んでいる地域は平均気温も低く、日本より乾燥した気候であるので発汗量も少なく体内の水分を気体で排泄しています。したがって、下表のように日本人と白人系欧米人の塩分代謝は極端に...

間違った常識「塩分を摂ると高血圧になる」のウソ

いわゆる白人系欧米人が住んでいる地域は平均気温も低く、日本より乾燥した気候であるので発汗量も少なく体内の水分を気体で排泄しています。したがって、下表のように日本人と白人系欧米人の塩分代謝は極端に言うと「逆」になります。   1日の小便回数  水分の排泄方法 水分排泄後の体内塩分量 日 本 人  6~7回 小便・発汗 急激に減少する 白人系欧米人 3~4回 小便・皮膚蒸泄 皮膚蒸泄のみでは逆に上昇 白人系欧米人は塩分の排泄・減少ペースが遅いので、塩分摂取量を制限する必要があります。一方日本人は、白人系欧米人より塩分の排泄・減少ペースが早い(塩分を含む小便の回数が約2倍)ので、その分塩分を補給しなければなりません。 日本人は「薄味」ではいけないのです。 ただし近年ではどこへ行ってもエアコンが入っていて、コンピュータを使用した事務職ばかりで、肉体労働が減って汗をかく方が激減しました。ですから昔ほど汗をかくことがなくなりましたので、昔の日本人と同じ量では塩分の摂り過ぎになってしまいますので、昔よりは減塩にする必要性があるかもしれません。 しかし欧米人(白人)主導のWHOが言うような塩分摂取量は欧米人(白人)には合っていても、日本人には合っていませんので、塩分の摂り過ぎでのどが渇くようでは問題ですが、「おいしい」と思える適度の塩分は必ず摂って下さい。 安保徹氏や石原結實氏が言うように、メーネリーやダールなど観察眼の欠如した学者のデータを鵜呑みにしてはいけません。最近では塩分摂取量の多さで病気になることを否定する疫学データや減塩指導による害が積極的に述べられた論文も多数発表されています。 ◆市民三千数百人に対して、ハイリスクグループ(高塩分摂取量グループ)とローリスクグループ(低塩分摂取量グループ)の間で13年間疫学調査をしたところ、循環器疾患の発症率に有意差は無かった。 ◆米国では高血圧患者を多数集めて、薬を一切使用せず、減塩だけでどれくらいの人の血圧が改善されるかを調べたところ、ほとんどの患者の血圧は下がらなかった。 他にも多数ありますが「塩分を摂ると高血圧になるのは間違いである」であることがお分かり頂けたことと存じます。 当店でも、永年高血圧の薬を服用して減塩されていた方に、高血圧の薬を徐々に止めてしっかり塩分を摂るようにお勧めすると、下がらなかった血圧の下がることが決して少なくありません。減塩食で高血圧の薬を一生服用することに疑問を感じない方は、医師の洗脳にかかっていると言わざるを得ません。

間違った常識「香辛料は刺激物で身体に悪い」のウソ

「香辛料は摂ったほうが良い。」という学者も増えて来たようですが、実際には「香辛料は摂らなくてはならない。」というのが正解です。コロンブスやマゼランの世界旅行や十字軍の遠征も「スパイスの獲得」が真...

間違った常識「香辛料は刺激物で身体に悪い」のウソ

「香辛料は摂ったほうが良い。」という学者も増えて来たようですが、実際には「香辛料は摂らなくてはならない。」というのが正解です。コロンブスやマゼランの世界旅行や十字軍の遠征も「スパイスの獲得」が真の目的であったと言われています。欧米では大量の香辛料(スパイス)を使用してきたことによって、肉食でも今日まで健康を維持し続けることができたのです。 御存知でしょうか? ○○漢方胃腸薬などという漢方系胃腸薬や、ユン○ルなどの箱入りドリンクの中身の実態はそのほとんどが香辛料です(表示成分に香辛料が記載されていない場合には香料として添加してあるので表示義務はなく、これを業界では俗にウラ処方と呼ぶ)。 何と皆さんは、薬局やドラッグで香辛料(スパイス類)を買って喜んで飲んでいるのです! これらを飲んで体調の良くなる方は普段の生活でもっと積極的に香辛料を摂るべきです。 香辛料を摂るべき理由 その1 便秘しない人でも、食べた物が丸1日間37℃ほど(真夏の気温)で保温されたまま口から肛門まで通って行きますから、何もしなければ腐敗してしまいます。香辛料を使用しないで食べ物を食べるのは「台所の三角コーナー」つまり生ゴミを食べているのと同じです。 すると食べ物が体内で腐敗して、発ガン物質をはじめとする多種多様な毒素を発生します。これらの毒素を吸収して解毒・排泄が間に合わなくなり、皮膚から毒素をタレ流しで排泄している状態が「アトピー性皮膚炎」、成人で体内に毒素がこもった状態で起こるのが「痛風」です。 これらの症状の方に香辛料を多く摂るようにして頂くと、症状の改善される方が大変多いのが事実です。香辛料は防腐剤ですから、医師から処方されなくとも「食べる天然の抗生物質」ですから、何を食べるにも必ず積極的に香辛料を利用して体内で食べ物が腐敗することのないように完全燃焼させて下さい。 香辛料を摂るべき理由 その2 石原結實氏によれば、明治時代の日本人の平均体温は平均で36.8℃あったそうです。体温が1℃下がるにつれて免疫力は約30%も低下するそうです。またガン細胞は、低体温の人に多い35℃くらいが一番増殖しやすいことも知られています。 最近の日本人は、運動や肉体労働もせずに飲み物ばかり摂っている方が大変多いために、平熱が36℃を割る方が大変多く、35℃に満たない方もめずらしくありません。このような冷えを改善するのに大変効果的なのが香辛料を摂ることです。 慢性の生理痛・頻発する頭痛・花粉症・喘息・痔(出血がある時は摂らないこと)などでお困りの方は是非香辛料をお摂り下さい。 香辛料を摂るべき理由 その3 いわゆる生活習慣病(メタボリックシンドローム:代謝不全症候群)でお困りの方は、たとえ体温が正常でも体内に冷えが存在しています。そのため代謝能力が低下して尿酸値・血糖値・中性脂肪値・コレステロール値が高くなってしまうのです。 したがって、ただでさえ代謝能力の低下でいわゆる燃えカスが残ってしまうのですから、医療機関でこれらの代謝を抑える薬をもらって服用し続けてはなりません。学校のテストの成績ではないのですから、正常値の範囲内に入れば良いというものではありません。もしもこのような薬を服用し続けると、正常値の範囲内にコントロールすることはできても、代謝の低下が広がって冷えが全身に及び、やる気を失くして「うつ病」になってしまいます。 冷えをなくして体温を上げるように努力すれば体温が上昇して代謝が上がり、燃えカスも完全燃焼してこれらの症状は必ず改善します。その一つの方法が香辛料を摂ることなのです。

海外旅行をしたことがありますか?

皆さんは海外旅行をしたことがあるでしょうか? 欧米や豪州等へ旅行されたことのある方は、現地でまず何に気がつきましたか? さわやかで湿気がなく、とても気分も体調も良かったのではないでしょうか?...

海外旅行をしたことがありますか?

皆さんは海外旅行をしたことがあるでしょうか? 欧米や豪州等へ旅行されたことのある方は、現地でまず何に気がつきましたか? さわやかで湿気がなく、とても気分も体調も良かったのではないでしょうか? それともう一つトイレが少なくて困った方も多いのではないでしょうか? 白人系欧米人は、トイレに行く回数が少ないのです。1日に3~4回が普通です。当然必要性も少ないために、公衆トイレが少ないのです。 長距離バスに乗ってみましょう。最近は変わってきたかもしれませんが、少し前まではバスにトイレがついていないのは当たり前ですし、何時間乗車してもトイレ休憩もありません。 これには2つの大きな理由があります。 ひとつ目は、欧米は日本に比べて乾燥していて湿度が低い(年間降水量は日本の数分の一)ので、普通に生活していても全身から水分が奪われてしまうこと。 ふたつ目は、白人系欧米人は皮膚のキメが粗いために日本人に比べて皮膚の保水能力が乏しく、水分がどんどん大気中に奪われやすいこと。 これらの理由により極端に言うと「皮膚がスカスカで、空気が乾燥しているので、全身の水分の多くを皮膚から気体で排泄している。」ことになります。当然小便(塩分を含む)の回数は少なくなり、汗(塩分を含む)もかきませんから、白人系欧米人は塩分の排泄量が少なくなり、水分だけ気体で排泄して減少してゆくことから、体内塩分量はむしろ濃くなります。 このような理由から、体内には常に塩分が多い目に存在しますから、西洋医学で「水分を補給しないと血液が煮詰まってドロドロになる。」とか「塩分過剰気味なので塩分摂取量を減らすべき。」というのは、欧米に住む白人系欧米人には必要で正しいことなのですが、日本では湿度が高く、日本人の皮膚はキメが細かくピッチリしているので気体で水分を排泄しにくく、汗や小便(特に小便の回数は白人系欧米人の約2倍)等の塩水として水分を排泄しているために、ふつうに生活しているだけで塩分はどんどん減っていきます。 したがって日本人は、白人系欧米人とは逆に、水分摂取量を控えて塩分を摂らなければなりません。   湿度 皮膚からの 水分蒸散量 発汗量 小便回数 塩分量 (普通に生活すると) 日 本 人 高い 少ない 多い 多い (約2倍) 薄くなる (排泄するから) 白人系欧米人 低い...

健康への早道は「引き算」と「睡眠」と「少食」

皆さんは体調が悪くなるとすぐに薬局やドラッグストアに走りこんで薬やサプリメントを買って飲むという習慣になっていませんか? 疲れたらすぐに → ドリンク剤(栄養剤)...

健康への早道は「引き算」と「睡眠」と「少食」

皆さんは体調が悪くなるとすぐに薬局やドラッグストアに走りこんで薬やサプリメントを買って飲むという習慣になっていませんか? 疲れたらすぐに → ドリンク剤(栄養剤)を飲む 頭痛や胃腸が痛んだら → 鎮痛薬や胃腸薬で痛みを止める 肩こり・腰痛になったら → シップ剤を貼る これらはすべて緊急回避の一時的措置で治しているわけではありません。 したがってたまにこのような薬で一時しのぎをするならともかく、毎週・毎月このような処置をしていると、新薬は人体にとって栄養でなく異物ですので薬物代謝酵素群を活性化しますが、これらは交感神経作動性なので逆に作動して交感神経の過緊張を招きます。 すると末梢血流が乏しくなって血流の悪い場所はさらに血流が悪くなります。 また持続的に交感神経が興奮したままになると、脈拍は速くなり、血糖値やコレステロール値なども上昇して新たな病気になってしまいます。 当然このようなことを繰り返せば、病変部位もさらに悪化して治癒することはありえません。 するとある日突然激痛に見舞われるなどして初めて悪化したことに気がつくのです。 このようなことにならないようにするには「引き算」をすることです。 現在人の病気は栄養過剰・水分過剰・排泄不良など代謝・排泄の不全が原因となっている場合が大変多いので、「引き算」つまりデトックスなど排泄に重点を置くことが最も大切です。 まず「少食」にして「睡眠」をよく取ると体温も上がって免疫力も上がり、副交感神経(排泄神経)が活性化して過剰な栄養分も水分も排泄してくれるようになるので体調がよくなります。 医薬品を購入して服用するのはこれらのことを試してからにしましょう。 特に風邪を引いた場合などにはとにかく身体を温めてよく睡眠を取ること(これは一流の医師たちがやっていることです!)です。 プロの医師たちは風邪薬や注射に頼ることはせずにまず自身の免疫力向上を実施しています。 頻繁にドラッグストアで医薬品を購入している方はこのようなことで無駄な医薬品代の出費を抑えることができますし、あなたの身体のためにもなります。

病気を治したかったら体温を上げよう

再三お話してきたように、新薬はそのほとんどが代謝を抑える薬であるので、数~十数種類の新薬を何年にもわたって服用すれば、冷えて薬で抑えられていない部分の数値が上昇して新たな病気を引き起こすか、冷え...

病気を治したかったら体温を上げよう

再三お話してきたように、新薬はそのほとんどが代謝を抑える薬であるので、数~十数種類の新薬を何年にもわたって服用すれば、冷えて薬で抑えられていない部分の数値が上昇して新たな病気を引き起こすか、冷え切って「うつ病」になります。 またどんな病気でも、長期化すると必ず組織が障害を受けます。障害を受けた組織は決して薬では元にもどりません。傷んだ組織を上手に剥ぎ取って、レンガ積みのように新しい細胞をきれいに並べて正常な組織に修復してくれるのは、すべて免疫システムがやってくれることなのです。 ところが、この免疫システムというのは体温が低いと働きません。 風邪を引いた時、わざわざ自分で38~39℃に体温を上げるのは、リンパ系細胞が最もよく働く温度が38℃台だからです。 火事に例えると、火事が起こった時に来てくれて、人命救助と消火をしてくれる消防の方々が「薬」に相当します。ところが彼らは、鎮火して用事が済めばさっさと帰ってしまいます。残った残骸を片付けて、元通りに家を建て直すのは一体誰が行うのかと言えば「自分」です。 この「自分」に相当するのが免疫システムです。 つまり、炎症・痛み・腫れ・出血等の初期的症状を抑えるには冷やす必要があり、新薬等の冷やす薬が有効ですが、本来ならば、これらの症状が治まれば速やかに新薬投与を止め、温めて傷んだ組織の修復を促すべきなのです。 実際には、血液検査等で何かの数値が高いと、関連する代謝を抑えつけてその数値を下げようとします。もし下がる兆しが見えたら、速やかにその薬を減らして止めれば治癒に向かうのですが、ほとんどの医療機関の医師はそのまま漫然と薬を使用し続けます。このため新陳代謝の低下が様々な方向へ及び、また違う数値の上昇(悪化)が見られるようになり、さらに別の強い薬で抑えつけようとするといった悪循環に陥り、治癒に到ることはなくなります。 医師の認識が根底から変わらない限りこの悪循環はなくなりませんので、病気が長期化した場合には先ず薬の服用を徐々に止めて、体温を上げる工夫をして下さい。この時体温を測っておくと体調の改善状況がわかりやすく安心できるでしょう。 代謝を高めて免疫を活性化すれば、病気は治癒へと向かいます。