ガンになったらどうしたらよいか

最近の研究(新潟大:阿保 徹教授)では、ガンはわれわれの細胞の先祖返りであることが知られるようになりました。


極度のストレス下に長期間さらされて末梢の血行が悪くなり、組織の破壊と修復をさんざん繰り返しているうちに、血流の悪い部位での低酸素状態が慢性化してしまいます。 すると太古の無酸素時代の発酵生活(酸素を使用しない代謝)の方が楽になるので、太古の時代の発酵(解糖系)中心の生活を営む細胞が出てきます。 これが「発ガン」の本態です。 そしてエネルギー効率が悪いためにとにかく大量に栄養を獲得して大量に増殖しようとします。 ガン細胞が周囲に新生血管を張り巡らせて周囲の細胞の栄養分をことごとく奪ってしまうのは、このような理由によります。


つまり、ガンに縁のない方が食事に細心の注意を払っていても、ストレスによる悩みから逃れられない場合には容易にガンになるということなのです。


これは、手術等でガンの病巣を取り去っても生活習慣を改善しなければ、再びガンになる可能性が高いことを警告しています。


ガンになったら、とにかくせかせかした生活習慣を止めて、できるだけイライラするストレスから避けるように心掛けることがまず基本です。


最近の報告では、数センチ以内のガンですと、養生の改善だけでもよくなる場合のあることが知られるようになりましたので、希望を持って養生の改善に努めて下さい。


食事は、野菜食とコラーゲン食のほか香辛料も毎日欠かさず摂って下さい。


そして体温を下げない工夫、例えばサウナ・岩盤浴のほか、自宅でできる半身浴・全身浴でもぬるいお湯に長時間つかって身体の芯をあたためるようにして、一日中いつ体温を測っても36℃を切らないように腹巻き・靴下の二重・三重履き等で保温に努めて下さい。


また普段より必ず多めに睡眠をとるようにして下さい。もし低温やけどに注意できるのであれば、一日中使い捨てカイロで患部付近を温めることも有効です。詳しくはお尋ねください。


どうしても医療機関の治療が受けたいという方へ

初期ガン等で転移もなく、大きさもほんの数センチ以内の場合、身体に負担の少ない内視鏡切除などの方法ならば予後に悪影響を及ぼす可能性も少ないので手術も決して悪くはありません。 


放射線治療は、もし数回治療しても退縮効果がない場合には止めることをお勧めします。
 

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